韓国映画「クロッシング」

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またまた韓国映画鑑賞。今日は渋谷で、北朝鮮脱北者の運命を描いた「クロッシング」。
2002年に25人の北朝鮮脱北者が中国のスペイン大使館に亡命した実話をモチーフに、監督が100人近い脱北者に取材し映像化した実話に近い話。よくテレビの報道番組で隠しカメラの映像が流されますが、北朝鮮の中国国境に近い田舎の風景はそのまま。
炭鉱で働く主人公には妻と小学生ぐらいの子供が一人。妻は妊娠しているものの、結核で衰弱が激しいが、医者に行っても薬がない状況。夫は薬を手に入れるために中国に渡るが、結局戻れずに韓国に亡命。その間妻は死に、子供は一人でさまよう・・・・
まことに悲惨な国の姿、そして悲惨な生活を強いられている国民。おそらくは、この映像が、現実に近い姿なのでしょう。
私の両隣のご婦人二人は、盛んにハンカチで目を拭いていましたが、悲しい結末でした。
映画の始まる前に、あの拉致被害者横田めぐみさんのご両親が映画館に見えられ、トークショウがありました。横田夫妻は必死に今の拉致問題の停滞を嘆いていましたが、なかなか決定だがありません。
同じく拉致問題担当の中井国家公安委員長もSPを引き連れて映画館に来ていました。
今日はこの辺で。