若者の街

連休真ん中の昨日の日曜日、新宿で映画鑑賞。最近、毎日新聞の金曜日の夕刊を楽しみにしています。何故かと言うと、映画のレビューがあるためです。先週金曜日のレビューのトップが「幸福な食卓」でした。日曜日の朝、ふと思いつきこの映画を見たくなったのです。レビューではかなり高得点な映画だったので期待しましたが、期待以上に面白く見させてもらいました。不思議な家族の物語ですが、特に不思議なのが父親。自殺未遂経験があり、仕事をやめ、父親をやめ、受験勉強に頑張る父親。それでも食卓は一緒に囲みます。母親も家を出て1人暮らし。でも時々家に帰ってきます。不思議な家族の物語ですが、この映画もまた不思議な魅力を持っていました。
本の紹介も一つ。奥田英朗の「町長選挙」読了・この作品は、「インザプール」、「空中ブランコ」に続く精神科医伊良部先生もの。伊良部先生もいよいよ悪さ加減が増して来ました。表題作のほか3作がありますが、特に私が注目したのは「カリスマ稼業」。美貌の女優が若さとプロポーションを保つために涙ぐましい努力をしている話。おいしいものも食べたいが太るのが恐怖で食べられない。見栄で食べたらあとが大変。その場でカロリー消費運動。こんな気持ちで生きている人は案外多いのではないでしょうか。
今日は羽根木公園の梅を見に行ったついでに下北沢へ。下北沢の街を隅から隅まで(?)歩いてみました。そして感じたのは、やっぱり下北は「若者の街」でした。歩行者の平均年齢は間違いなく20代前半以下。若者が集まるところには集まるんだなあと、しみじみ感心しました。
今日はこの辺で。