WBCが終わって

昨日は初の野球の国別対抗世界一決定戦、WBCの日本チームの優勝で日本中がお祭り騒ぎでした。私はあいにく女房への年に何回かのサービスで外出していて、帰宅したのが9回の表の日本の攻撃のときででした。でも、4時間近い試合のため何とか優勝の瞬間に出会えて幸運でした。その後は、テレビはほとんどトップニュースがWBC優勝でありました。テレビではたくさんの人がインタビューを受け、この優勝を大したことではないと言う人、あるいは無関心に装う人は皆無であり、日本中が歓喜の中に入った感じを受けました。私がそれらたくさんのインタビューの中で最も印象に残ったのが、年配のご婦人が言っていた一言です。それは、「久しぶりに日本が一つになったようです」との言葉です。「日本が一つになる」ということの意味は何でしょうか?通常我々は日本の国に暮らしていて、国家に対するアイデンティーを特別に感じることはありません。自然に日本人ということを受け入れ、それに対して特別な思いを持つことはないのですが、一度日本を出て外国で長く暮らしたり、あるいはたくさんの外国人に囲まれたりしたら、日本という国をまたは日本人という民族を強く意識するのだと思います。日本にいて日本という国を意識する最も顕著な例がスポーツでの国別対抗になるのでしょう。だから、オリンピックとワールドカップサッカーが世界のスポーツの祭典として絶大な人気を得るのだと思います。
逆に戦争のない平和な社会にあって、スポーツは国を意識する大きなインパクトなっているのです。「国が一つになる」という概念が戦争に結びつく怖い思想であるという人もいますが、いい意味で国が一つになることの大切さ、貴重さを味あわせてくれた日本の優勝でした。日本、おめでとう!
今日はこの辺で。