火事場泥棒的な検察庁法改正法案提出

新型コロナ一色のなか、安倍政権は検察庁法改悪案を、公務員法改正案とセットで提出してきました。黒川東京高検検事長の定年延長を法解釈で変更した安倍政権の悪だくみの極みの法案。コロナで国民に自粛要請を求めている最中に、よくもこんな不純で理不尽なことができるものか。人間性を疑います。

検察官の定年年齢は検察庁法で厳密に決まっているもの。いくら検察官も公務員とはいえ、特別法が一般法に優先するのは常識中の常識、法をつかさどるべき法務省が違法に解釈して一般公務員と同じ様に扱うなどもってのほか。

検察官は一般公務員などに比べて給料も高いし、総理大臣でも逮捕・起訴できる権限を持つ身。一般公務員と同じ様に扱うこと自体、検事を軽く見るもの。結局黒川検事長を今度は検察庁法でまともに検事総長にしたいがための後づけ法案。

森法無大臣は国会答弁しないとのことですが、全くもって国会と国民を馬鹿にしています。野党は審議拒否を貫き廃案とする以外ありません。

なお、9日からツイッターハッシュタグ検察庁法改正案に抗議します」がすごい勢いでツイートされ、各界著名人を含め400万人以上の方が意見を発信しています。これは無視できない数字であり、これを無視して強行採決しようとしている政権は、コロナショックの中、日本の三権分立は終わったというべきでしょう。与党に心ある方はいないのでしょうか?ああ悲しい。

今日はこの辺で。