映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ライダース・オブ・ジャスティス」

6月10日(金)は久しぶりにギンレイホールでの映画二題鑑賞。それもアクション映画二本の上映で、正直疲れました。映画の良し悪し以上に、体調がすぐれないため、観客席に座っていること自体が苦痛。しかもその体調の影響か、頻尿気味ですぐにトイレに行きたがる状態。比較的すいていたので通路側の席を確保して、我慢せずに各映画上映中一回ずつ途中で席を立ってトイレに行く有様。私のこの体調はいったいどうなってしまうのか?

デンマーク映画「ライダース・オブ・ジャスティス」は、アメリカ映画でも活躍するデンマークの俳優マッツ・ミケルセンが、中年仲間と一緒に、妻を殺した犯罪者集団をせん滅する物語。主人公には妻と娘がいて、彼自身はどこかの戦場のようなところで勤務する軍人。妻娘はある日電車に乗っているところでテロに会い妻が死亡。その知らせを聞いた主人公が家に帰って犯罪者集団への復讐を開始する。妻は、たまたま電車の中で席を譲られたことから死亡するが、その席を譲った実直な科学者風の男が仲間を集めて主人公に協力し、あとは奇跡的に犯罪者をせん滅し、主人公たちは奇跡的にも全員生き残るというハッピーエンド。勧善懲悪の復讐劇は見ていて痛快ではありました。

イギリス映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、ボンド俳優ダニエル・グレイク最後の007映画。“死まで時間がない”とは、彼が演じるジェームズ・ボンドの最後の瞬間までをスリリングに描いた意味でしょうか。悪の親玉役の役者さんは「ボヘミアン・ラブソディ」でフレディ・マーキュリー役をやった役者さん。悪が企むのは、一瞬にして数百万人を殺傷できる大量破壊兵器の開発。ボンドはそこに乗り込み、それこそ奇跡的な活躍で人質を助け、更には自分の命を犠牲にしてまでイギリス軍にミサイル発射のおぜん立てをする最後の英雄を演じる。私自身は、007映画はあまり好きではなく、実際に見たのは数十年ぶり。テレビで「007ロシアより愛を込めて」をテレビで見たのが最後のような気がしますが、時代は変わって、ずいぶん大掛かりなアクション映画になったものです。その中にも恋人や子供との貴重な愛情場面も盛り込まれているのは007の特徴か?

二本とも現実離れした悪党退治の映画でしたが、さて、つぎの007は誰がなるのか。

ダニエル・クレイグ様、大変ご苦労様でした。

今日はこの辺で。