映画「疑惑のチャンピョン」

かつてツールドフランスで7連覇したアメリカのレーサー、ランス・アームストロングのドーピング人生を描いた映画。
ドーピングについては、かつての東ドイツソ連等の東欧諸国、そして最近ではロシアによる国家的なドーピング疑惑など、スポーツ界では話題に事欠かない問題。
ツールド・フランスは世界最高峰の自転車ロードレースとして有名ですが、このレースも常にドーピング疑惑があったとのことですが、1990年代後半から2000年代前半にかけて総合7連覇したアームストロングについては、がんを克服し、その後7連覇した英雄として大きな富と名声を獲得した人物ですが、このような大スターがドーピングしていたことに対しては、大きなニュースとなったでしょう。
分からないのは、ドーピング検査がかくも簡単に偽装されてしまうシステムの脆弱さ。結局お金で抱き込めば何でもできてしまう穴だらけの検査体制が大きな問題。
ロシアの国家ぐるみのドーピングにしても、どうしてばれなかったのか。東独がかつてオリンピックで圧倒的な強さを見せた時にも、ドーピングが話題にはなるものの、見過ごされてきたのは、まだ今のような精密な検査ができなかったことも原因でしょうが、いずれにせよ、スポーツで勝つことが、即お金につながるプロスポーツの世界では、まだまだいたちごっこが続くのでしょうか。
今日はこの辺で。