年末年始休暇の過ごし方は映画が一番

年末年始は穏やかな天候で、旅に出られた方は最高ではなかったでしょうか。当方は温泉にも行くことなく、映画と街の散策で過ごしました。もうすぐ引越しを控えていることもあって、家の中の整理や手続きもあり、旅の計画を立てることもなく、近場で過ごすことになりました。
29日はシネマート新宿でアメリカのサスペンス映画「スタンド・オフ」鑑賞。子供を事故で亡くしたことから離婚し、片田舎の一軒家で一人住まいの元軍人のところに殺人を目撃し、写真を撮ってしまった少女が逃げ込み、殺人犯が家に侵入し、男と殺人犯が家の1階と2階で攻防を繰り広げる手に汗握るサスペンスアクション映画。だらだらと長くなく、引き締まった物語に引き込まれ、拾いものの作品でした。
「スタンド・オフ」を見た後にすぐにシネマカリテに向かい、課ってあった切符で「幸せな独りぼっち」を鑑賞。東京でも2館しか上映していない単館系作品ですが、人気があるようで前の回は満員。仕方なく16:00からの会を予約して「スタンド・オフ」を観てからの鑑賞となりました。
59歳で会社からリストラされた、妻に先立たれて孤独な初老の主人公が、自殺を何度も図りながら、隣に引っ越してきたアラブ系の家族と絆ができ、次第に心を開いていくという、「孤独のススメ」に似たスウェーデン映画。途中中だるみがあって眠くなりましたが、最後は亡くなった妻とのエピソードが入り、ほろりとさせてくれました。なかなかの好作品。
30日はTOHOシネマ新宿でB級スリラー的要素を持つ「ドント・プリーズ」を鑑賞。この作品もB級的とはいえ、手に汗握る好作品。
舞台となっているのが、いまアメリカでラストベルトといわれるデトロイトの郊外の住宅地。かつては自動車産業で栄えたデトロイトは、今は人口も減り、住宅街は空き家だらけ。そんなアメリカのすさんだ歳を舞台に設定しているのも見どころ。まわりは空き家だらけの住宅街に、男2人、女一人の青年が強盗に入るものの、盲目の元軍人に気づかれ、逆に家に閉じ込められてしまう。この映画の面白いところは、当然強盗に入った青年たちが悪であるはずが、次第に盲目の老人が悪に見えてしまうところ。ラストベルトといわれるすさんだ街でまともな就職先もなく、家族からも疎外されている青年、特に女性に「頑張って逃げろ」と思ってしまうところ。冷静になって考えれば強盗が悪いのだが不思議な映画。スターが出ている映画ではありませんが、拾いものの作品でした。
31日はシネマート新宿で韓国映画「血闘」鑑賞。明清の変わり目の時期、満州地方に行って心と闘った朝鮮の兵士二人の過去の怨念に基づく心理戦とまさに血統が描かれますが、この映画に関しては共感を得られませんでした。
1日は初詣に近所の菅原神社にお参りし、午後は仙川の温泉まで散歩。そして偶然にも知っている人に出会いました。もし1分でも家を出るのが遅かったり早かったりしたら出会うこともないでしょうに。世間は狭いというか。その人は横浜に住んでいるのですが、実家な烏山にあるとのこと。とにかく驚きの偶然でした。
2日は妻と恵比寿ガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館で写真を鑑賞。その後は新宿のデパートの初売りを見学。一昨年までは小田急デパートでネクタイの福袋があったのですが、昨年からなくなり、今年もありませんでした。京王、高島屋まで足を延ばしましたが、気に入る福袋がなく帰宅しました。
本日3日はまたまたシネマート新宿で韓国映画「ムスダン」鑑賞。この作品は韓国の美人女優イ・ジアが主演しているとのことで観たのですが、だらだらせず、サスペンス・アクションがちりばめられ、見ごたえがありました。
韓国が日本よりもスポーツが強いのは、北朝鮮といまだに向き合い、戦争状態である緊張があるからかもしれないと、ちょっぴり思いました。
そんな訳で休日も明日で終わり。
今日はこの辺で。