映画「裸足の季節」

トルコのいまだに残る女性差別を批判したフランス映画「裸足の季節」をギンレイホールで鑑賞。
トルコの女性監督がフランスで撮った作品ですが、舞台はトルコの地方。
良心を亡くした5姉妹が、祖母と伯父に引き取られ、地方の古いしきたりに抑圧感を覚えて、最後はそこから脱出する少女たちの物語。
トルコはイスラム国家の中でも世俗的な国家と知られていますが、地方ではこんな古い考えがまだ残っているのかと、考えさせられます。終盤近くなって、大変な悲劇も描写されますが、最後は古い因習から脱出し、二人の少女がイスタンプールに到着するまでお描きます。
トルコや中東はアジアなのかヨーロッパなのか、判然としない地域ですが、いわゆる欧米風の世俗的な文化が入り込んでいる社会であり、そんな中で地方ではまだまだ女性が古い因習に縛り付けられている様が描かれていた参考になりました。
結婚初夜のあと、花嫁がちゃんと血を出したかどうかを確かめようとする風習のようなものがあるとは、驚きでしたが、これが一般的なのか否かは私も分かりません。
今日はこの辺で。