映画「怒り」

日本映画「怒り」鑑賞。当初yahooレビューが極めて低く、評判倒れの作品かと思いきや、次第にレビューの特典も上がってきました。それも納得の映画かもしれません。観る人によっては、何を訴えているのかわからない、サスペンスにしては中途半端などなど。
実際この映画はサスペンスや犯人宛映画ではなく、人間が人間を信じるということは何かを問う作品。小説は読んでいませんが、それを訴える小説なのでしょう。
沖縄、東京、千葉の何も関係ない人たちが繰り広げるドラマを、それぞれ信じるということはどういうことなのかを問うています。東京編はゲイの妻夫木が同じゲイの綾野剛を信じきれない、千葉編の宮崎あおい渡辺謙は、松山演じる青年を信じきれない、沖縄の青年は森山未來扮するパッカーを信じるけれども裏切られる等、人間を信じることの難しさと大切さを訴える映画となっています。とっつきにくい映画ですが、2回観ればさらに良さが分かる映画かもしれません。
今日はこの辺で。