ブルガリア映画「ザ・レッスン/授業の代償」

本日は京橋のフィルムセンターにて、ブルガリア映画「ザ・レッスン/授業の代償」鑑賞。
京橋のフィルムセンターでは、現在EUフィルムデーズと称して、ヨーロッパ映画を上映していますが、ブルガリア映画は、こんな催しがなければお目にかかれない映画。東欧では、ポーランド映画ハンガリー映画はたまに日本でも上映されますが、ブルガリア映画となると、希少価値もの。
映画はとある小学校の教室で、お金が紛失して、主人公の女教師が生徒たちのカバンを点検させるところから始まります。お金は出てきませんが、この場面が最後の場面につながっていくところが味噌。
女教師は、夫が作った借金のために奔走し、最後は闇金業者のようなところから金を借り、銀行に返済して、自宅を競売にかけられるのを防ぎます。しかし、あてにしていた入金先が倒産してにっちもさっちもいかなくなり、最後は自分が銀行強盗となり返済する・・・・。
最後があまりにも荒唐無稽で拍子抜けしましたが、東欧ブルガリアの風土なども垣間見える作品で、なかなか面白い作品でした。欲を言えば、主人公の女教師役がいかにもスラブ系の怖い顔をした女優さんで魅力はいまいち。
小学校の生徒たちも、顔が千差万別で、人種のるつぼのような国柄をよく現していました。
教室で盗みを働く生徒と、銀行強盗をする教師、作者は何を言いたかったのか?
今日はこの辺で。