映画「めぐり逢わせのお弁当」

インド映画「めぐり逢わせのお弁当」を飯田橋ギンレイホールにて鑑賞。
インド映画には珍しい、歌も踊りも全くない人間ドラマで、インド映画の一面を見させていただきました。
インドには、自宅から昼食のお弁当を職場の旦那さんなどに届けるシステムがあるとか。それをヒントに、旦那さんとの仲が良くない30歳ぐらいの奥さんと、その奥さんが作った弁当が間違って配達され、それを受け取った退職まじかの初老の会社員の文通を通して、インド社会の一面を見せてくれました。
まずはこの弁当を届けるシステム、ほとんど間違いなく届けられるとのことで、作品中でも、ハーバードの先生が太鼓判を押したほどの見事な販売システムとのこと。審議は後で確かめる必要あり。
次に、夫とうまくいかない妻の孤独がうまく描かれます。インドも急速に経済発展しており、中流階級が急速に増えているようですが、どの時代も専業主婦には構ってくれない夫への不満があり、夫には妻以外の女性へのあこがれがあり・・・?
そんな時、お弁当が間違って配達され、それを受け取った初老の会社員がその女性にあこがれを抱くというストーリーは単純ですが、役者さんの表情などがうまく、ジーンときます。
最後はハッピーエンドとはなりませんが、こことにしみる映画でした。
今年はインド映画の当たり年でした。
今日はこの辺で。