映画「終の信託」

1日の映画の日ということで、周防監督の映画「終の信託」鑑賞。
周防監督作品としては、ずいぶんレビューでも点数が低いので、どうしてなのか?との興味もあり観てみました。(本当は「アウトレイジ・ビヨンド」を見に行ったのですが、満席のため、急きょ変更)
周防監督の奥さんである草刈民代主演なのですが、やっぱり彼女は役者じゃなくダンサーでした。17年前の「シャルウィーダンス」は、どちらかといえば顔見世で、せりふも少なく、何とかなったのでしょうが、今回は正真正銘の主役で、せりふも多いため、役者としての才能が現れた感じ。兎に角台詞に感情がこもっていないのが明々白々。涙を流すシーンがたくさんありますが、涙だけではどうにも切迫感がありません。
また、いきなり大胆な濡れ場が用意されていますが、これも本当に必要な場面なのか?
確かにダンサーだけあって、年齢を感じさせない見事な肢体とスタイルですが、わざわざ
奥さんの裸を見せる必要があったのか疑問。
これだけの映画素材なのだから、周防監督であればもっと撮りようがあった気がします。
やっぱりyahooレビューの通り3.2点ぐらいの採点が妥当な映画でした。
今日はこの辺で。