自民党のジレンマ

昨日の続きで、政局の話。
オリンピックの陰に隠れながら、政局が動いています。中小野党は怖いものなし(裏を返せば責任がない)で、内閣不信任案と問責決議案を両院に提出し、揺さぶりをかけていますが、一番悩んでいるのが自民党。三党合意なる増税法案を民主、公明と一緒に作っておきながら、今になって解散確約が優先などという、政局丸出しの論理で民主党を揺さぶっていますが、自民党内部はごちゃごちゃ。三党合意を造り上げた長老中心に、「法案採決が優先」との声もあれば、小泉進次郎青年局長などの若手は執行部に解散優先を迫り、谷垣以下の執行部はどうしたらいいか、つくづく悩んでいる様子が目に浮かびます。
民主党もひどいけれども、自民党もかなりひどい状態。
現在、民主党が妥協案を出して、去年の菅直人首相の様に、「近い将来のしかるべき時に」解散することを確約するから法案を通してくれと頼んでいるようですが、自民党が納得せずに不信任案を出し、可決されて選挙になったら、自民党は何を公約に戦うのか?増税を掲げられるのか?
自民党のジレンマは続きます。
今日はこの辺で。