映画「ガール」

奥田英朗原作の映画「ガール」鑑賞。奥田英朗の女性2部作?「マドンナ」と「ガール」は女性の機微を描いた傑作小説(と私は思う)ですが、これが映画化されたということで、是非見たいと思っていました。
小説はだいぶ前に読んでストーリーはほとんど忘れていましたが、確か連作短編だったと記憶しています。これを一つの映画にするのも難しかったと思います。
出来はと言えば、可もなし、不可もなしか。
主演の4人の女性のうち、香理奈はどう見てもミスキャスト。年齢的には29歳でピッタシかもしれませんが、ひらひらの洋服はいかにも不似合い。思いつきはしませんが、ほかに適任のキャストがいたのではないかと感じました。
ほかの3人のうち、はまっていたのは麻生久美子。36歳で大手企業の課長を張るほどのキャリアウーマンをさすがという演技で演じていました。
4人はそれぞれが悩みや負担を抱える生活ですが、いずれも正規社員で頑張るキャリアウーマン。もうすぐ公開される「荷役列車」とは全く違う世界の物語。早く「荷役列車」と比べてみたいものです。
今日はこの辺で。