2012年6月東北秘湯温泉の旅

大人の休日倶楽部パスを利用した東北秘湯温泉の旅に15日(金)~18日(月)にかけて3泊4日で出かけてきました。
初日は東京から一挙に新青森まで新幹線の旅。はやぶさ型車両が既にはやて号にも導入され、8:56発のはやぶさ型はやて号で出発。先ずは新青森からバスで酸ヶ湯温泉下車、日帰り温泉を楽しむ。酸ヶ湯温泉は全国初の国民温泉として認定されたという有名温泉。千人風呂は、さすが千人は入れませんが、百人ぐらいは一度には入れそうな大きなもの。混浴ですが、湯に浸かる場所は男女別れていて、また、白濁の湯のため、女性も案外入りやすそうですが、やはり勇気がいるのでしょう、女性は見当たりませんでした。男性マナーが悪いのも原因かもしれません。
酸ヶ湯温泉近くを若干散策して再度バスに乗り、今日の目的地、猿倉温泉へ。バス停から5分ほど歩いたところにある一軒宿の温泉。なかなか風情がありそう。チェックイン後早速露天風呂へ。硫黄温泉で泉質はすばらしくいいのですが、露天風呂のつくりがコンクリート製で風情がいまいち。2箇所に露天風呂がありましたが、形状は同じような感じ。もう少し風情がほしい気もしました。内風呂にある天然の蒸し風呂は、通常のサウナと違わない暑さで優れもの。大人の休日倶楽部期間ということで、もっとお客さんが多いと思いましたが、食事場所で見る限り6~7組、15名程度と、以外に少ないお客さん。
翌朝を含めて、都合5回の入浴でいい汗を流しました。
2日目は再びバスで新青森へ。新青森から一ノ関下車、バスで約1.5時間の須側高原温泉へ。
旅館に到着して感じたのは、「これが秘湯?」。旅館というよりホテルといった方がピッタシの大規模旅館。お客さんも団体さんを含め相当数来られていました。最初の秘湯への疑問もありましたが、温泉自体はすばらしいのひと言。露天風呂は相当大きなもので、内風呂も大きなホテル並みの規模。特に夜の露天風呂は、目の前の大きな岩山のライトアップもあり、絶景。
食事に行くと、案の定かなりのお客さんの数。指定された場所に座り、ビールを飲みながら周りを見渡すと、驚くなかれ、私のご近所さん親子がいるではありませんか。声をかけようか迷いましたが、そんなに親しい方ではないので、止めましたが、世間は狭いものとつくづく感じました。
翌朝は歩いて2~3分のところにある栗駒山荘のお風呂へ。お互いにお風呂を自由に入れるようになっています。朝早くということで、入浴客は数名。このお風呂もまた絶品。特に景色が抜群で、須川高原温泉にないウォシュレットトイレも完備。ちゃっかり使わせてもらいました。
須側高原温泉は岩手県、数分のところにある栗駒山荘は秋田県で両方とも峠にある感じ。標高は1,150mほどで、正に高原の温泉でした。
3日目の目的地は秋田の鷹の湯温泉。須側高原温泉からバスに乗り、途中厳美渓という景勝地へ。自然が作り出した渓谷美は、数年前に行った猊鼻渓と同様、見事なもの。猊鼻渓は舟くだりがありましたが、こちらは眺めるだけ。若干物足りない部分もあり。2時間後再びバスに乗り一ノ関へ。そして送迎車が待つ古川へ。実は古川から鷹の湯温泉までは鳴子温泉経由で1.5時間かかります。奥羽本線横堀駅からは30分程度とのことですが、古川からのお客さんの便宜を図って送迎サービスを実施しているとのこと。このくらいのサービスをしなければお客さんが来ないのか、それとも温泉の戦略なのか?とにかくお客にとっては嬉しいサービスです。
さて、鷹の湯温泉に到着して驚いたのは、外観と中の施設のギャップ。概観はかなりくたびれた感じですが、部屋やお風呂はきれいで心地よい雰囲気。数年前にリニューアルしたとのことですが、中がきれいなのはお客にとって嬉しいこと。送迎の運転手さんやご主人、女将さんや仲居さんを含め、大変感じがよくて、今回の3泊の中では最高点。鷹の湯温泉は秋の宮温泉郷の中にありますが、朝散歩で他の温泉旅館を見た限り、お客さんの車が駐車している数が圧倒的に少なくて、それに比べて鷹の湯温泉はそこそこのお客さん。古川からの送迎サービスを含め、鷹の湯温泉の営業努力の賜物と確信しました。
翌日も古川まで送迎車で向かい、帰宅の途につきました。
今日はこの辺で。