映画「ヘルプ」

今日は1日で、映画の日アメリカ映画「ヘルプ」観賞。
1960年代の南部ミシシッピー州のある町。ここでは、黒人の女性は裕福な白人家庭の家政婦、子守として雇われる習慣があり、厳格に差別意識が存在していたことが描かれます。黒人女性が乳母として子供を育て、育てて大きくなった子供に今度は使われて、その子の子供をまた面倒を見る。でも、白人と黒人の間には大きな壁が存在し、それが当たり前の世界として描かれます。そんな中、ひとりの作家志望の記者がそうした実態を世の中に知らしめるための本を出版するため、黒人家政婦たちに実態を聞く調査を始める。そして、その結果・・・・・
今でこそ、黒人がヒーローの映画がたくさん出来て、更にはオバマ大統領も誕生して、黒人差別はなくなりつつあるような印象も受けます。こうした社会になってきたのも、この映画のような小さな出来事や、キング牧師公民権運動があったからこそ。
それでも厳然たる差別は今でも存在していることもまた事実。
黒人差別を扱った映画が少なくなりましたが、この映画は人間の尊厳を高らかに歌い上げた、極めて良質の映画に仕上がっています。是非鑑賞をお勧めします。
今日はこの辺で。