小路達也「モーニング」

初めて読む小路達也作品、「モーニング」読了。ロードムービーならぬ、ロード小説。
題名の「モーニング」が何を意味するのか?最後の方までわかりませんでしたが、結局は小説の内容とはほとんど関係なし。それでも内容的にはそこそこ。
大学時代に同じ屋根の下で過ごした5人が、20年以上たってそのうちの一人が亡くなったため葬式に集まり、帰りの車で昔を語り合う。4年間、バンドを組み、楽しく過ごした中にも、たくさんの事件があり、一層人間関係を深めていくことのすばらしさは、言葉では言い表せないでしょう。そんな仲間が20年間も一度も顔を合わせないというのも非現実的ではありますが、それは置くとして、最後の締めが残念。ホモ的な話で落ち着かせてしまったのですが、もう少し違うエンディングがあったのではないかと思うのは私だけでしょうか。
今日はこの辺で。