白川道「天国への階段」

白川道の代表作「天国への階段」をやっと読み終えました。先週日曜日から読み始め、木曜までの通勤時に上巻、そして北陸旅行に下巻を持参して、電車の中で読みふけりました。
北海道の牧場で育った柏木と亜木子、亜木子の娘未央、柏木の恩人の及川とその息子一馬。一方で彼らを追う刑事の桑田。壮大なドラマが展開する、一読の価値のある小説でした。二段書きの上下巻で約800ページは長い気はしますが、その長さを感じさせない面白さがありました。
血の繋がりとは?憎悪とは?親子愛とは?恋愛とは?たくさんの要素を含んだ内容です。読み進むうちに、刑事の桑田を応援するよりも、犯罪者である柏木を何とか助けてほしいと言う気分が高まったのはどういうわけでしょうか?
今日はこの辺で。