映画二題

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雨の週末。特に今日は一日中雨でウォーキングにも行けず、やむを得ず三軒茶屋まで映画鑑賞に。三軒茶屋の二つの映画館はいずれも二本立てで1,300円。今日は一方の映画館で「4分間のピアニスト」と「ヘアスプレー」を上映中。いずれの映画も封切時に観たかった映画で、同時にかかっていたのはラッキー。
「4分間のピアニスト」はドイツ映画らしく非常に重苦しい感じ。第二次大戦中の悲しい過去を背負った老ピアノ教師と、殺人罪で収監中の若い女受刑者。受刑者は類稀なピアノの才能をもち、老ピアノ教師の寵愛を受けることに。最後の4分間の演奏場面は圧巻。このすばらしい才能が日の目を見ることがあるのか。
「ヘアスプレー」は打って変わって明るいミュージカル。1960年代のアメリボルチモアを舞台に、地元テレビのショー番組での歌と踊りを中心に、黒人差別問題をさりげなくうったえます。
ジョン・トラボルタのでっかいお母さんには吃驚しましたが、主人公のトレーシーの底抜けに明るい歌と踊りには、観ているほうも嬉しくなってしまいます。ミュージカルというとどうしても敬遠されがちですが、この作品は三重丸の楽しさ。古きよきアメリカの良心を見る思いがしました。
毛色の違った2つの作品ですが、いずれも音楽がテーマ。音楽の持つすばらしい普遍性を堪能しました。
今日はこの辺で。