森村誠一は、かつて「人間の証明」など、推理小説の代表選手であったが、私自身はその「人間の証明」をかなり前に読んだくらいで、あまり作品には縁がありません。今回図書館で何気なく借りたのが「結婚の条件」。しかし、この作品が推理小説なのか、恋愛小説なのか、夫婦小説なのか?ジャンルわけするのもできず、そして森村はこんな変な小説を書いたのか?と疑問に思ってしまうくらい、何やらつまらない作品でした。4年間付き合った彼氏から振られた主人公彩が、傷心の旅行で新しい恋人と出会う。その男性は地方都市の市長の御曹司で、やがて市長選に出て当選。彩は一躍市長夫人へ。更に文才を発揮して新進気鋭の女流作家になっていく。そんな順風満帆な夫婦にかつての暗い過去が浮かび上がっていく・・・。シチュエーションとしては面白いのですが、中身は全く薄っぺら。市長である夫が、実は下着泥棒で、それを目撃されたがために殺人まで・・・。あまりにも突拍子な展開にしらけきってしまいました。
今週は14日に引き続き19日もゴルフでしたが、全くスコアがまとまらず自己嫌悪。次回はがんばりましょう。
今日はこの辺で。