映画「ヒロシマ・ナガサキ」

昨日は息子と一緒に「ヒロシマナガサキ」観賞。息子も「夕凪の街、桜の国」を見ていたので、誘うとOKの返事。久しぶりに息子と一緒の映画鑑賞。
映画は、広島、長崎の被爆者及びアメリカの原子爆弾開発に携わった科学者と投下に関わった兵士の証言に、悲惨な映像をちりばめた反戦ドキュメンタリー。一瞬のうちにあわせて20万人以上の生命を奪うとともに、生存者にはその後の生活に多大な障害をもたらした原子爆弾。しかし、アメリカ側の証言者の口からは、「誤ったことをした」と言う発言はありませんでした。あくまで戦争を早く終わらせるためになされた一つの作戦であり、それが結果的に成功して戦争が終わったことは、彼らにとっては大きな成果ではあります。これに対して日本がとやかく言う資格は確かにないでしょう。
映画の中で、1955年に被爆した女性十数人がアメリカにわたり整形手術を受け、テレビにも出演していたことを初めて知りました。そのテレビの中で、投下に加わった副操縦士が原爆投下に対して反省とも受け取れる発言をしていたことが唯一の救いではありました。
戦後60年以上が経過した今日、昭和20年8月6日、9日に何があったかを知らない人も増えています。16年12月8日と20年8月15日も次第に忘れ去られつつあります。
憲法9条改正が公然と語られる様になった今日、もう一度ヒロシマナガサキの意味を考えるときではないでしょうか。
今日はこの辺で。