唯川恵「百万回の言い訳」読了

またまた唯川恵を読んでしまいました。一般的な女性を描いているわけではないでしょうが、文章が平易で、ストーリーも面白いので、ついつい読んでしまいます。
今回読んだのが「百万回の言い訳」。男の私の感想ではありますが、主人公の「結子」の奔放さと言うか馬鹿さ加減と言うか、ほとほと呆れてしまいました。世の中にこんな女が実際にいるのか?一度に3人の男に気持ちと体を許しかねないような女。団なの士郎さんがかわいそうになってしまいました。士郎さんも浮気はしましたが、人間的にはとても優しい人。それに対して妻の結子さんの頭の中には自分のことしかありません。他人を思いやることが出来ない女なんて最低!!!まだ許子さんの方がかわいげのある女性でした。
こんなことを言うと、「それは男の独善」なんて言われそうですが。
とにかく、最もわがままな結子に最後は腹が立ちましたが、それが作者の意図するところの女のいやらしい「言い訳」なのかもしれません。
今日はこの辺で。