弁舌さわやか平蔵さん

今日は竹中平蔵さんの公演を聴く機会を得ました。言うまでもなく、小泉内閣の重要閣僚で、最初から最後まで小泉さんと二人三脚で小泉政権を支えた人物です。閣僚時代から論客で、弁舌さわやかな語り口でしたが、今日もまた極めて分かりやすく、かつさわやかな講演でした。
彼がしみじみ言っていたのは、閣僚時代の金融政策をはじめ、彼の政策は常にマスコミの批判の的であり、よく言われたことはないということです。確かに、「学者に何が出来る」だの、「アメリカの言いなり」だの、散々の評価でしたが、結果的には景気は回復し、銀行の不良債権も減りました。
今日彼が先ず言ったのは、昨日の組閣の顔ぶれをみて改革が交代するだろうと言う失望でした。特に与謝野官房長官と大田財政担当大臣は財務省の言いなりとのこと。
小泉さんについては、やっぱり相当の思い入れがあるようです。小泉さんはほとんど毎日竹中さんの携帯に電話をくれたそうです。内容は常に激励。信念を曲げるな、責任は自分がとる、と言った内容。
安倍さんに小泉さん的なものを求めるのは酷かもしれませんが、閣僚からこれだけ信頼される親分になりたいとは、誰でも思うことでしょう。
今日はこの辺で。