人質立てこもり事件

愛知県で元暴力団員による人質立てこもり事件が発生し、警察官の1名が殉職、1名が重傷を負い、30時間近くかかって、犯人が投降しました。人質なったのが元妻、子供二人も発砲され負傷しました。全くもって男のくずのような男の凶悪事件となりました。妻に対するDVの結果、妻が逃げ出し、やっと離婚が成立したあとの、復縁を迫った果ての事件のようです。その復縁話を子供二人を含む4名でやっていたようなのですが、そんな復縁話に乗ってしまうような関係が続いていたのかどうか?夫婦の関係、親子の関係は、その家族にしか分かりませんが、愛想を尽かした男を相手にしなければならない事情が何かあったのかどうか?元妻にとっては何とも後味の悪い事件になりました。大変不謹慎ですが、これだけの事件を起こした男であれば、投降するのではなく、自ら拳銃で頭を撃つぐらいのことをするかと思いましたが、やっぱり自分の命が惜しいのか?惨めな投降振りでした。
23歳の若い巡査部長がなくなり、もう一人の警察官も重傷を負いました。全く悲しいことです。最初に撃たれた警官が、家の前で5時間も放置されたことにも驚かされました。現場の状況から、救出が難しかったのでしょうが、それにしてもお粗末な対応です。命に関わる容態だったらどうなったでしょう。SATだかSITだか知りませんが、今回の愛知県警の対応は、何を優先して進めたのか、極めて疑問符がつきます。人質の生命と犯人を生きたまま捕まえることはそれなりに大切でしょうが、何か他にもっと早く解決する手立てはなかったのか?
犯人の男はおそらく無期懲役以上の刑を受け、元妻や子供がこれから被害を受けることはなくなるでしょうが、彼らにはこれからマスコミの追っかけが始まる恐れもあります。不幸なことです。
今日はこの辺で。