重松清「エイジ」読了

重松清の「エイジ」を読み終わりました。重松が得意な、中学生を主人公としたお話。今社会問題となっているいじめ問題を中心に、多感な中学2年生の心模様を巧みに描いています。
主人公のエイジは、バスケットがうまくて、結構勉強も出来る中学2年生。しかし、ひざの病気で現在休部中。同級生が通り魔事件を起こして捕まる事件を軸にして、回りの友だちとの関係や親子関係が重松独特の、作者が中学生になったかのように語っていきます。
丁度数日前の朝日新聞に重松がいじめ問題を語る特集記事が載っていましたが、自分の中学生時代を思い出して書いている部分が多いようです。
今日は高校サッカーの決勝戦。息子と一緒に国立競技場に観戦に言ってきました。試合は逆転で盛岡商業が勝ち、岩手県に初優勝をもたらしました。今回の大会は駒沢競技場に私が2回、息子が3回見に行き、いずれも作陽高校の試合があり、同高が勝ち上がってきたため、何かの因縁めいたものがあり、作陽を応援しましたが、残念ながら最後に逆転を許しました。1回戦の久留米高校戦が2-1の辛勝。その後も2回戦を除き辛勝続きでした。高校サッカーで思ったことは、どのチームにも優勝のチャンスがあるのではないか、と言うことです。野球の場合はいい投手がいることが条件となり、優勝高は絞られますが、サッカーの場合は本当に紙一重。今回はたまたま運が良くて作陽と盛岡商業が決勝に進みましたが、久留米にだってチャンスはあったような気がします。
今年楽しかったので、来年の大会も楽しみに待つことにします。
今日はこの辺で。