朱川湊人「わくらば日記」読了

朱川湊人「わくらば日記」を読みました。朱川作品は3作目となりますが、この「わくらば日記」が一番いい読後感がありました。姉妹のうち、妹の語り口の形になっていますが、実際は姉の超能力に依存した物語ではあります。しかし、その超能力が奇異に感じられないような物語になっています。朱川作品は、今まで読んだ3冊とも超能力や超常現象を扱っていますが、それをあまり感じさせないところがうまさでしょう。だだ、いつまでもこの路線で行っても、いずれ飽きられることは間違いありません。方向転換が必要でしょうが、この作品は姉妹を軸とした物語に怖そうでやさしい刑事を絡ませて、ほのぼの感が漂います。姉妹の父親の物語など、これから続編が期待できそうな内容も含まれており、楽しみにしたいと思います。
今日は家族3人で近所の寿司屋に食事へ。リーズナブルな寿司屋で、値段も気にすることなく、お腹一杯食べられるのが何より。あとは寝るだけとなりました。暑い夜ですが、ゆっくり休みます。パソコンを打ちながらも、目がうとうとしてきました。
今日はこの辺で。