クールビズ商戦

今年も6月1日から日本全国あげてのクールビズがスタートしました。亜熱帯に近い東京の夏にはネクタイは確かにむさくるしく、私などは大歓迎ですが、中には伝統的な礼儀を重んじる人も結構おり、決してネクタイを取らない方もいます。私がかつて仕えた上司もそういう方で、お客様は勿論のこと、下請の方が来ても背広を着て対応することを怠りませんでした。いい悪いは別にして、そういう信念の下にビジネスのマナーを守ることに関しては、大変勉強になりました。その方は、おそらく総理大臣が言っても、その信念は曲げないだろうなあと、今でも思っています。
クールビズの経済効果が数千億円との試算があります。私もデパートに行ってクールビズ商品を見てきましたが、どれもこれも高額なものばかり。デパートはどうしてこんなに高いんでしょう。でも、デパートで買う人はたくさんいるのです。ここに格差社会の一端を見る気がします。史上最高の利益を上げる企業が続出し、ボーナスも史上最高額の支給、と言う世間にあって、構造不況の業界はなかなか浮かび上がれません。
デパートは諦めて、明日はユニクロでも行ってみましょう。いや、それよりもネットで捜したほうがいいかも。
今日はこの辺で。