寄席見学

昨晩は予定通り金曜映画の日。これと言って観たい映画はなかったのですが、650円の安いチケットが売っていたので歌舞伎町ミラノ座へ。4本の中から昨晩が最後の上映となるファイヤーウォールを見ることにしました。久しぶりのハリソンフォード主演作観賞。彼が銀行マンのよき父親役なのですが、とても小学生の子どもを持つ父親には見えないほどふけました。顔は皺だらけで、もう少し若い時しか記憶にない者には爺さんに見えました。そんな彼が最後に犯人と格闘するシーンは、悲惨ささえ感じました。ただ、ほとんど期待していなかったためか、そこそこ楽しめましたのはラッキーでした。最近はシネコンが多く、コンパクトな映画館が増えましたが、ミラノ座は大劇場であり、ゆったり観賞できるのは気持ちがいいものです。
映画の後は思い出横丁で一杯。夜9時過ぎの横丁はどの店も満杯。お気に入りの餃子屋も一杯の為、客の少ない店に入りました。ここでは、先客の1人と会話が弾み、楽しいひと時を過ごせました。
さて、今日土曜日は特に予定がないため、息子を寄席に誘うとOKの返事。最近はあまり一緒に出かけたがらなくなっただけに意外な反応。早速1時に家を出て新宿末広亭へ。中に入ると以外や以外、1階の観客席は満席。案内されるままに2回の席へ上りました。こちらは未だ余裕があり助かりました。何度か末広亭に来ていますが、こんなに混んでいるのは初めて。寄席復活の傾向があるのか?
落語と漫才・曲芸等が交互に演じられましたが、落語はいまいちの噺が多かったような気がしました。ただ、円菊師匠などは相当な年齢のはずですが、今でも立派に高座を勤めているのは感心しました。今日の拾いもんは「ロケット団」という漫才コンビ。スピード感あふれる漫才でかなり笑わせてくれました。漫才がこの一席だけだったのは残念でした。次は新宿ルミネの吉本興業を見に行くことで息子と合意。なお、息子は落語のときはほとんど寝ていました。落語かさんすみませんでした。
気に触ったことが1件。トリである橘家円蔵の噺のとき、桟敷席で携帯電話の音。それだけなら未だ許せますが、何とその女性の観客がその電話で話し始めたのです。私から3~4メートルほど離れたところでしたが、話し声が聞こえ周りの観客もあきれていました。私も気になり師匠の噺も半分頭から吹き飛んでしまいました。全く常識知らずとはこのこと。いわゆる「おばさん」と言われる年齢の女性でしたが、腹が立つこと立つこと。
帰りは歩いて帰宅しました。
今日はこの辺で。