映画「運命は踊る」、「判決 ふたつの希望」

1月12日(土)はギンレイホールにて珍しい中東の映画2題鑑賞。
運命は踊る」はイスラエル映画ベネチア映画祭審査員大賞を受賞したということで日本で上映にこぎつけたのでしょうが、それほど評価できる作品化?が私の感想。
イスラエルという国柄、常に戦争やテロの脅威にさらされていることから、従軍は当たり前の義務なのでしょうが、この映画の主人公は反戦主義者。自分の息子が戦死したことを知らされ途方に暮れるが、それが誤報だと分かった時から軍の人間への敵意をむき出しにする。これが第一幕。
第二幕は国境警備に携わる息子の姿を追う。そして、脛に戦争やテロの脅威にさらされていることから、国境を超える車から女性が缶コーヒーを捨てたのを、手榴弾と勘違いして車の3人を射殺してしまう。しかしこれを公にできない軍はなかったこととして工作。
第3幕は、実は睡魔が遅い見ずじまい。エンドロールで目が覚めました。それだけ退屈だったということですが、もしかしたらドラマチックな展開があったのかもしれません。
レバノン映画「判決、ふたつの希望」は二度目の鑑賞。こちらは二度目ながら、非常にすぐれた作品で、エンタメ的にも優れているため眠ることはありません。パレスチナ難民とレバノン人、同じアラブの民族なのに国が違えばこれだけの確執があることを改めて教えられました。そしてレバノンという国を垣間見るうえでも参考になります。
今日はこの辺で。