映画「ある殺し屋」

本日は角川映画新宿にて日本映画「ある殺し屋」鑑賞。1967年製作の大映作品で、主演は市川雷蔵市川雷蔵は時代劇にもたくさん出ていたようですが、現代劇の方が魅力的。特にこの映画でのニヒルな殺し屋役は雷蔵の真骨頂。戦争でパイロット仲間をたくさんなくした男は、小料理屋を営む傍ら、殺しを請け負っている。必殺仕置き人の梅安と同じような、但しこちらは一匹狼だが。脇を固めるのが野川由美子と、今はなき成田美樹男と小池朝雄小林幸子もちょい役で出演。50年前の映画なので、皆さん鬼籍に入られるのも当然、また小林幸子も70歳以上になっている勘定。野川由美子は最近見ません。
現代的な複雑なストーリーではありませんが、市川雷蔵の魅力満載の貴重な映画鑑賞となりました。
その後、たまたま3日の上智大学での憲法講演会会場でもらった「ふぇみん」という機関誌に載っていたイベント、「自由と生存のメーデー」に参加。主催は「フリーター全般労働組合」。会場が初台で帰宅途中でもあり顔を出しました。フリーターや非正規社員キャバクラ嬢などが組合員となり、雇用主との問題に取り組んでいる労働組合
千葉茂氏と雨宮処凛さんが講演者として出席。「ハラスメントされることは仕事じゃない」をテーマに講演、討議、質疑応答がされました。
質疑応答の中で、埼玉県の公立学校の先生が、校則を盾に生徒へのハラスメントが常態化していること、及び女子更衣室がないことなどを話されていましたが、女子更衣室の件は私の聞き間違いなのか?高校生では考えられないこと。
もう一人の方の会社での体験ですが、パワハラハラスメントの実態。パワハラを受けた人が病気気味になり、労使で相談して軽い仕事に移動させようとしたものの、パワハラを受けた人はそれを納得せず、その上司が逆にその人の処遇で病気になってしまうというお話。パワハラ二次被害がこういう形で現れるのもご時世なのか。
出席者の多くが非正規で働いている感じでしたが、失われた20年の被害者である20代後半から30代の方が多い方思いきや、それよりも上の方たち。主催者が言うには、ロスジェネ世代の方はいつも少ないとのこと。これも心配の一つではあります。
今日はこの辺で。