映画「ハドソン川の奇跡」

クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」を東宝シネマ新宿で鑑賞。
ニューヨークで起きた旅客機のハドソン川への不時着水した事件は、当時、まさに奇跡として大きなニュースになりました。結果的に全員が大きなけがもなく助かり、機長が英雄となったところまでは知っているのですが、果たして不時着水がベストの判断だったのか、空港に引き返していたらもっと安全に着陸できたのではないかという事故調査委員会のような組織が検証し、あわや英雄から判断ミスの機長へと大きく評価が分かれたかもしれないという事情は全く知りませんでした。クリント・イーストウッドは、この事故をテーマに、見事な作品を作ってくれました。トム・ハンクスもこれぞ適役という演技で答えてくれ、観客の心をつかんだのではないでしょうか。
飛行機事故は、もし起こってしまえば100%近い人命が損なわれることが常識ですが、とっさの判断、この事故でいえば200秒程度の短い判断で機長が不時着水を選び、全員の命を救いました。但し、失敗すれば100人以上の命が失われたかもしれない事故。AIによる自動運転車の開発が急ピッチで進んでいますが、この映画では、とっさの時の人間の判断力の機長さを訴えています。これは日常にも通じることで、その判断力を磨くことの大切さを教えてくれます。
今日はこの辺で。