フランス映画二題「僕を探しに」「グレートデイズ!夢に挑んだ父と子」と日本映画「深夜食堂」

本日ギンレイホールでフランス映画日本鑑賞。
「僕を探しに」は幼少時の事故で口をきけなくなった青年ピアニストが、その事故の真相を探して、自分自身を取り戻すお話。淡々とした映画で、盛り上がる場面もそれほどなく、特筆すべきで映画でなし。
「グレートデイズ!夢に挑んだ父と子」は、職場をくびになり落ち込み、重度の障害のある息子とも会話しない父親が、息子の希望でアイアンマンレースに一緒に挑む話。25年前にアイアンマンレースに挑んだ父親が、出場を拒むが、息子の熱意に負けて挑むことに。障害を持つ息子と一緒に挑むことは大きなハンデであるが、最後は完走を果たす感動ドラマのはずだが、1年弱の訓練で完走できる生易しいレースではないような気がするのですが?映像は確かにすばらしい映画でした。
昨日は新宿バルトナインで日本映画「深夜食堂」鑑賞。
テレビで何回か見たことのある味のあるドラマで、これが劇場映画になるとはサプライズ!
小林薫のマスターが、何とも言えない味を出す番組で、メニューを表題にした三話のオムにバズになっています。
ナポリタン」は、パトロンが亡くなって、一銭も遺産が入らなかった二号さんが若い男と暮らし始めるが、遺書が偽造と分かり遺産が転がり込み、あっさりと若い男を振ってしまうドライな女の話。「あなたは私には合わない」という女の言葉の意味をマスターだけが理解したような気がします。
「ととろ飯」は無銭飲食した若い女がマスターの店を一時期手伝い、去っていく話。余貴美子がマスターを慕う料亭の女将役で存在感がありました。
「カレーライス」は、震災のボランティアに行っていた女性の惚れ込んだ現地の妻を失った男に横恋慕され、最後はきれいに分かれる話。
いずれの話も、小林薫ふんするマスターが、なんでも承知でお客をつつみこむ雰囲気があり、こんなお店で一杯やりたくなる気分になりました。
今日はこの辺で。