東野圭吾「カッコウの卵は誰のもの」

東野圭吾カッコウの卵は誰のもの」読了。東野作品としてはあまり評判が良くなく、ミステリーとしては、確かに駄作に分類されるかも。
親の遺伝子によって、子供のスポーツ能力が決まるという研究をしている会社が、かつてのオリンピックスキー選手の娘に目を付け、訓練を積ませているうちに、スキーの大会に出るなとの脅迫状が届く。父は娘と血の繋がりがないことを知っているのだが、そこから罪に意識を感じていき、本当の父親も接近してきて・・・・・。
出産時に子供を奪って、一方では悲劇があったというそれなりのストーリーはありますが、最後の犯人があまりにも唐突で、現実感がなく、物語を軽くしてしまっている。
東野圭吾ファンには物足りない作品でした。
今日はこの辺で。