内閣支持率12.5%

管内閣の支持率が時事通信世論調査で衝撃の12.5%。何故こんなに支持率が低いのか?
震災処理の遅れ、原発事故収束の遅れ、停止中の原発再稼働に関する閣内不統一等々を理由に、自民党など野党はもちろん、民主党からも退陣要求が溢れていることをマスコミはこれでもかこれでもかと発信し、管首相が史上最悪の総理大臣であるかのごとくPRに余念がない。これだけ無能ぶりを宣伝されては、支持率も下がっても仕方がない。
さて、冷静に管内閣、否管総理の評価をしてみよう。
昨年の6月に鳩山最低総理が小沢幹事長を引き連れて退陣し、直後の民主党代表選では議員だけの選挙で樽床氏を圧倒的多数で破り、代表に選出され総理に就任。さらに9月の代表選では、6月に辞めたばかりの小沢を破って再選される。ここで注意すべきは、党員票では圧倒的多数で勝ったものの、議員票ではかなり接戦だったことである。すなわち、管は反小沢を訴えがために反感を買い、このときから小沢の逆襲が始まったと見ていいのではないか。小沢を敵に回したばかりに、民主党をまとめきれず、小沢=自民党連合の逆襲にあっている構図が見えてくる。
また原発問題では、経済産業省=電力業界=経済界を敵に回して、その意味で、一人奮闘している姿が浮かび上がっている。昨日の脱原発会見は、経済産業省=電力業界=経済界を気にしていたらできないことで、それなりに勇気のいることです。確かに一貫性がないかもしれませんが、少なくとも震災復興や原発事故収束については、誰が総理であってもそんなにスピードは違わなかったはず。そんなに早く収束していたら、「未曾有の大震災」ではなくなります。
マスコミは盛んに世論調査を行い、内閣支持率だの政党支持率を調査しているが、自分のやっているプロパガンダがどれだけ効果をあげて、その結果どれだけ支持率が下がったか、を確認しているようなもの。
まず政治家はこの時期政局に走ることなく、一丸となって復旧、復興に全力を尽くすべきであるし、マスコミは管首相の悪口を言うだけでなく、もっと建設的な意見を国民に知らせるべき時だと思うのですが、いかがでしょうか。
もちろん、「イラ管」といわれるように、国民の見えないところで部下をただ怒鳴り散らしているのが本当であれば、人間性の面から総理には不向きかも知れませんが。
今日はこの辺で。