阿刀田高「箱の中」、「あやしの声」

東北旅行中に読んだ本が、阿刀田高「箱の中」「あやしの声」の短編2冊。
阿刀田高は短編の魔術師?とか呼ばれていますが、本当にうまい作家です。但し、短編はどうしても印象がすぐに薄れてしまうので、何が代表作か?となると若干厳しいところがあります。
今回読んだ2冊にも優れものがあるのですが、どうもすぐ忘れてしまい、数度読まないと覚えない傾向があります。これは連城三紀彦の「恋文」や「戻り川心中」も同じ。3度ぐらい読まないと印象に残らないのが、私の頭でした。
今日はこの辺で。