最近見た映画

すっかり開店休業状態になってしまった私のブログ(日記)。東日本大災害とそれに伴う原発クライシス。津波災害は起こってしまったことであり、いずれは復興するでしょうが、原発は現在進行形。出口の見えない戦いが今も続いています。
先週から今週にかけて4本の映画を鑑賞。
先週は「ショージとたかお」。代表的な冤罪事件といわれる「布川事件」の容疑者二人の29年間に及ぶ刑務所生活からの仮釈放の日から再審請求が通るまでの十数年を追ったドキュメンタリー。女性監督の執念を感じさせる作品であるとともに、あらためて冤罪がいともたやすく作られてしまうことを実感。
上映後、なんと二人の方、ショージとたかおさんが監督と一緒に舞台に来てトーク。二人とも淡々とした態度で質問に答えていました。
「SP革命編」。SPが国会を乗っ取り、衆議院議員を人質にして不正を暴く話。堤真一がここでもかっこいい役。アクションはさすがに手に汗握るものがあり、飽きさせません。それにしてもこの映画は岡田准一主演ではなく、あくまでも堤真一主演が妥当でしょう。真木よう子もいい女優です。
本日は三軒茶屋で2本立て。
「パリ20区、僕たちのクラス」。国語の教師と24人の中学2年生。生徒の人種は白人、アフリカ系、アジア系、アラブ系と様々。授業がまともに行われている様子がないほど荒れた学校なのか?最後はアフリカ系の生徒が懲罰委員会にかけられ退学処分になりますが、この映画は何を訴えているのか?
人種の坩堝と化しつつあるフランス、パリの実態に警鐘を鳴らしているのか、それとも希望を見出そうとしているのか?
最後はイラン映画彼女が消えた浜辺」。イラン映画を見るのは初めて。イラン=イスラム原理主義の国であり、国際社会からも孤立気味で、どんな映画化と思いきや、全くの予想外。イランでもちゃんと休暇を楽しむ人がおり、海辺で保養する人がいるのです。そして何よりも女優さんが美しい。話もミステリアスで、欧米映画に引けを取らない水準に思えました。
今日はこの辺で。