大震災と思考停止

2011年3月11日は、戦後日本にとって最大の大災害の日として歴史に刻まれることになりました。
私自身、あれだけの揺れを経験をしたのは初めてですが、電車が止まり、会社で一晩を過ごすことになるのも初めて、そして何よりも夜が明けて、津波で甚大な被害が出ていることを目の当たりにしてのショック。更には、それに追い討ちを掛けるような福島原発の制御不能状態。これ以上の未曾有の災害は、おそらく戦後最大のものでしょう。
そして、その間の私の思考もほぼ停止状態。危機管理の甘さ、先を読む能力のなさを痛感した次第。
最初は東北の大地震と思っていたのが、津波災害があり、原発が止まり、電力供給不足が発生し、計画停電が実施され、電車も運休。被災地では避難民が50万人近くになり、そこに食料や水、燃料が届かず。
一方被災地以外の人も不安感が増し、買いだめの心理が働き、物が不足する。正に悪の連鎖が続いています。
やはり一番心配なのは原発の行方。定期点検で休止中の原子炉までがトラブルを起こし、全く先が見えない、制御不能を思わせる展開が続いています。誰がこのピンチを救うのか?
想定外という言葉がどこまで許されるのか?微妙なところですが、今はそんなことを論じているときではないでしょう。
そんな中、被災地では懸命に皆さん頑張っています。世界中から救援部隊も来日し、頑張ってくれています。今回の災害は、正に国民全員で乗り越えなければならない難局であることは間違いありません。
今日はこの辺で。