5月末の決着

沖縄普天間基地移設問題の決着は、結局辺野古への移設を日米で確認し、閣議決定した。
この半年以上にわたる大騒動は何だったのか?鳩山首相の空約束、軽い発言が巻き起こした不信感たるや、何とも情けない決着です。腹案とやらを口にしたとき、もしや何か隠しだまがあるのか?との気体もないではありませんでしたが、それも出てこずじまい。
とは言うものの、それでは誰が国外、最低でも県外に移設し、沖縄県民の負担軽減を図れるのか?
今の日米安保があり、日本がアメリカに守られていると言う負目がある限り、アメリカの要求を拒否できる人はいないでしょう。政権交代で、対米依存を少なくして、アメリカと対等に遣り合える環境を創ってほしかったのですが、民主党政権では無理でした。勿論自民党も無理、他の政党でも無理。
日本の防衛のあり方を根本的に見直さなければ、解決できない問題であることだけは今回の騒動でよく理解できました。
それにしても、全国の知事を集めた知事会での各知事の発言は残念でした。勿論どの都道府県も自分のところに基地や訓練を持ってくることは、県民の代表として容認できないことは理解できますが、ただ政府を批判する態度は聞き苦しい。唯一大阪の橋本知事だけが積極発言したことは、例えパフォーマンスがあるとはいえ、歓迎できました。
今日はこの辺で。