韓国映画「息も出来ない」

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映画の日の今日、韓国映画「息もできない」鑑賞。こんな映画が、東京でただ一館のみの上映とは残念。それだけ見ごたえのある映画です。
監督・主演のヤン・イクチュン扮する暴力的な借金取りと、偶然であった女子高校生とのつながり。二人とも暴力にまとわり付かれた環境で育ち、その呪縛から逃げられないのですが、最後にはそこから脱出できると思ったのに!!!
暴力場面が多いから余計に二人の純愛が際立ってきます。ヤン・イクチュンの何ともいえない照れくさそうな表情は魅力的。
親に暴力を振るわれた子供は、同じく親になったら同じことを繰り返すといわれますが、儒教の国韓国でも、同じような現象があるのでしょう。暴力的な借金取りに共鳴するのは映画の中だけですが、最後の場面、女子高生の兄が、主人公と同じような暴力を商売にする人間に成ってしまうのは、辛いラストシーンでした。
今日はこの辺で。