奥田英朗「ウランバーナの森」

芥川賞直木賞の発表があり、天童荒太直木賞を受賞しました。恥ずかしながら、まだ天童作品は読んでおりません。図書館で「永遠の仔」を手に取るのですが、上下巻の分厚さにしり込みしてきました。今回の受賞作「悼む人」はすぐに読みたいと思います。
奥田英朗の処女作「ウランバーナの森」を読みました。いわずと知れたビートルズのジョン・レノンをモデルにしたフィクション。フィクションながら、事実もかなり出てきて、ジョン・レノンファンにも親しみが持てる作品になっています。私自身、ジョン・レノンオノ・ヨーコがどうして知り合ったのかも知りませんでしたが、この小説にほぼ近い形で知り合ったようですし、当時日本にも度々来ていたようです。
話はジョンが便秘で悩むうちに母親やかつてのマネージャーに会ったりして、次第に心やすまってくるという展開ですが、ジョンの少年時代があの歌に反映しているのかもしれないと、ふと思ったりしました。
今日はこの辺で。