映画「山桜」と秋葉の惨劇

映画「山桜」を新宿で鑑賞。藤沢周平の原作で、例によって山形のとある藩の武家に嫁いだ女性のはかない恋物語。五月の連休で山形を訪れたため、鳥海山でしょうか、庄内平野から見える山並みに親近感がありました。
主人公野江の二度目の嫁ぎ先は、夫も両親もひどい人たち。逃がした魚は大きいの例えではありませんが、手塚弥一郎にもし嫁いでいたなら?江戸時代の結婚の選択肢は少なかったのでしょう。
結局、手塚の処分まで描かれませんでしたが、野江と手塚の母君との最後の場面が寛大な処置に通じているものと解釈しました。久しぶりの時代劇ですが、しんみりとさせたれました。
映画のあとは新宿から明治神宮、代々木公園を経て渋谷までウォーキング。明治神宮では結婚式を挙げるカップル二組に遭遇。花嫁さんは二人ともきれいでした。
原宿駅前付近では、若い女性のパフォーマンスが真っ盛り。秋葉原の負けないようなメード姿の女性が盛んにカメラに収まっていました。彼女らはどんな気持ちでこんな格好をしているのか?
代々木公園ではエコフェスティバル開催中。CO2削減のための決意を新たにした次第。
4時に帰宅してテレビをつけると秋葉原での通り魔殺人事件の速報ニュース中。3名の死者が、結局7名となり、大変な事件になりました。
秋葉原は最近街が変ったとよく言われています。かつては純粋な電気街で、電気・電器が好きな男中心の街でしたが、最近はある種マニアックな街へと変貌し、その注目度も増しています。犯人は静岡の裾野から来たとのことですが、どうして秋葉原だったのか?
これから動機もはっきりして来るのでしょうが、25歳の男の内面に何があったのか?
惨劇の犠牲者に黙祷。
今日はこの辺で。