映画「マンデラの名もなき看守」

南アフリカアパルトヘイト時代、後の大統領となるネルソン・マンデラが27年間刑務所につながれていたという事実をあらためて知るとともに、そのマンデラの刑務所の看守を勤めた、まさに名も無い男の話である。
悪名高きアパルトヘイトが廃止されたのは、ほんの15年ほど前。それまで現実に隔離政策が採られ、これが通用していたという事実は、極めて重い歴史上の汚点。それを、名も無い看守の目から描いているのであるが、実態としてどれだけひどい政策であったのかは、この映画だけでは分かりませんが、一端は見せてくれます。結局国際社会の圧力と、国のトップの交代によって廃止されるのですが、こうした人種隔離政策が、未だに世界には存在している事実を、われわれは見逃してはならないでしょう。
評価★★★★☆
今日はこの辺で。