ロシア・プーチン政権の闇

今年最初の映画鑑賞は、「暗殺リトビネンコ事件」。渋谷のユーロスペースという小さな映画館。単館系の映画しかやらないところですが、場所も渋谷のラブホテル外の真ん中にあります。
リトビネンコ氏の暗殺事件は一時大きな話題となりましたが、何と彼を以前から追いかけていた映画作家がいたとは。彼が毒を飲まされる以前からの映像を中心にドキュメンタリーが進行します。
ソ連時代のKGBソ連崩壊後はFSBと名称を変え、国家の機密組織として政権を維持する役目を果たしていると言うのがリトビネンコの主張。彼はかつてFSBに所属していたものの、その非合法性に疑問を感じて告発。その報復として起訴され裁判では無罪を勝ち取るものの、さらに拘束される。結局イギリスに亡命したのですが、イギリスでも命を狙われ、毒殺という非業の死を遂げる。
プーチン政権については、以前から何となく闇の部分があるといわれているものの、先の選挙では大勝し、国民の絶大な支持を得ているとされます。しかしながら、後継大統領を指名したものの、結局自分は首相になり、政権の実験を握るものと予想されています。こうした権力欲を見るにつけ、この映画が訴えるプーチン政権の闇の部分は、全く絵空事とは思えない気がするのですが。
今日はこの辺で。