政局の行方

自民党大惨敗、にもかかわらず安倍総理続投?
小泉郵政選挙で、ほんの2年前に大勝利を収めた自民党が、今回の参院選では歴史的な大敗北を喫し、国会運営が極めて難しい局面を迎えてしまいました。
振り返れば、佐田行革担当大臣の事務所費問題から始まり、松岡農水大臣の事務所経費問題と自殺、柳沢厚生労働大臣の「赤ちゃんを産む機械」発言、久間防衛大臣の原爆「しょうがない」発言、そして赤木農水大臣の事務所経費問題、そして究極は消えた年金記録問題と、出るわ出るわのオンパレードの逆風が吹き荒れ、勝てる選挙も勝てるはずがない状況に陥ってしまいました。これだけ出ては、例え小泉さんでも選挙には勝てないでしょう。
それにしても、この間の安倍総理の態度は、誰が見ても「身内を庇いすぎ」が見え見え。もっと大胆に首を切っていれば、いくらかは評価が違っていたかも?と思わせるほどの体たらくでした。
選挙が終わって、本来であればこれだけ負ければ退陣でしょうが、ポスト安倍が見当たらない今の自民党の現状はなさけないの一言。これも小泉さんが派閥をぶっ壊したことによる弊害か?
安倍さんは今後どんなスタンスで政局を乗り切るのか?
片山参議院幹事長まで落選させた今回の選挙の責任は誰がどういう形で取るのか?しばらく見守りましょう。1年以内に解散・総選挙がやってくるのかを含めての話ですが。
今日はこの辺で。