佐々木譲「屈折率」の失望率100%

3連休だと言うのに、朝から雨が降り、16日まで雨が残りそうです。何とも憂鬱な天気です。
九州は台風前から大雨の被害が出ていましたが、この台風で更なる被害が出そうです。今回の台風4号もまた、日本列島を縦断する形で、大きな被害を出しそうです。
台風の進路に当る地方の方はご注意を。
長距離通勤が始まって2週目。今週読んだのが佐々木譲「屈折率」。最初は大田区の町工場の経営を任された元商社マンを描いた経済小説化と思ったら、途中から渡辺淳一風の中年の不倫小説に変わり、どちらに主題があるのか分からないような中途半端な小説で、何か1週間掛けて読んだのが馬鹿らしくなるような読後感を味わいました。途中でほっぽった方がよっぽど時間を得したことか。
それにしても、任されたガラス工場の今後の経営はどうなるのか?全く中途半端な小説です。書いている佐々木さんもストレスの残る小説ではなかったのかと思います。
やはり小説のレビューは、ある程度最初に承知しておいたほうがよいことを思い知りました。
今日はこの辺で。