都知事選が活況を呈しています。石原知事が優勢なようですが、泡沫候補を含めてたくさんの候補が立ち、勝手なことを言っています。特に面白いのが黒川紀章とドクター中松。ドクター中松と一緒にされたんでは黒川さんに怒られそうですが、ユニークさは双璧です。黒川さんの言っていることは建築家らしく、非常にまともなことをマニフェストにしています。一番分かりやすいのではないでしょうか。でもどこかおかしさがあります。黒川さんという人が若尾文子を後妻として射止めて、仲良く？しているかは分かりませんが、知的なユーモアを感じさせます。
これに対してドクター中松氏は極めてユニーク。北朝鮮のミサイルを追い返す装置を発明するそうです。生粋の江戸っ子で、小学校から東大卒業まで１日も休まず学校へ行った勤勉さが、正に知事にぴったりとおっしゃる。このユニークさ、おかしさは笑えます。こんな都知事選があるからこそ、首都東京は恵まれているのでしょうか。否、逆でした。首都東京が恵まれているからこそ、こんな都知事選が行われているのかもしれません。景気回復を反映して、大企業の本社が集中する東京は、財政的には日本で最も恵まれています。都心回帰で沿岸部には高層マンションがにょきにょき建っています。でも果たしてこれでいいのでしょうか？やっぱり黒川さんが言うように、コミュニティーを大切にしたこじんまりした東京にしていくのも一つの方向ではないのかと思うのですが。
そんな訳で黒川さんに貴重な１票を。
今日はこの辺で。
