重松清「トワイライト」読了

今日は息子とサッカー観戦。昨日Jリーグが開幕し、息子は味の素スタジアムにFC東京-広島戦を友達と見に行ったのですが、今年は随分気合が入っており、今日はJ2ですが国立に東京ヴェルディ草津戦を見たいということで付き合いました。2人で自転車で行ったのですが、国立の近くまで来て私の自転車がパンク?空気が抜けてしまいました。帰りを心配しながらも先ずは観戦。試合結果は5-0でヴェルディの勝利。力の差は歴然でした。草津頑張れ!
レンタサイクル事務所でポンプを借りて入れたところパンクではなくねじが緩んでいただけの気配。何とか事なきを得て帰宅できました。
今日「トワイライト」読了。小学校6年生のときにタイムカプセルと称して土中に埋めた思い出の品々を掘り起こす同級会から始まるお話。27年ぶりぐらいに集まった人たち数人の人生模様が語られます。小学生当時最も元気の良かった男、勉強が出来た男、目だった女、勉強は出来たけどみんなと距離を置いた女、頭が弱い男、体の弱い男。誰一人として「順調な今」を過ごしている人はいません。そんな誰もが問題や悩みを抱える人たちの、それぞれの現在の生活模様が語られるのです。そこにあるのはリストラ、ドメスティックバイオレンス、不倫、病気などなど。どちらかというとネガティブな暗い人生模様。読んでいて気が滅入ってしまうほどです。彼ら及び彼らの子供たちに果たして明るい未来があるのか?とても暗い話なのですが、最後は何となくハッピーエンドで終わります。
考えてみると、人生は楽しいときよりも辛く苦しいときの方が多いとことを語ってくれた貴重な小説でした。
重松清の小説には、いつも何かを教えてもらっていることに感謝。
今日はこの辺で。