日本アカデミー賞

今日は本場アメリカより1週間早い日本アカデミー賞の発表日。本場とは比べ物になりませんが、それでもだんだんこの賞が権威を持ってきたのは確かです。発表式も豪華になり、レコード大賞よりも派手になりました。ここ最近の日本映画の頑張りも大きな要因でしょう。昨年は何年ぶりかで日本映画が外国映画の興行収入を上回ったとのことで、活気付いています。
さて、主な賞である作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞は全て私の予想通りでした。前段のキネマ旬報の賞が参考となりましが、それとほとんど同じでした。そして、この主要部門の賞を取った3作品をすべて見ていたので、納得の選考と感じました。但し、私がすばらしいと思った「博士の愛した数式」と「紙屋悦子の青春」が作品賞にノミネートされていなかったのは残念でした。「有頂天ホテル」がノミネートされていたのも意外でした。私的にはそんなにいい映画とは思わなかったのですが。
日本映画は昨年約400本製作されたとのこと。毎日1本以上が完成している勘定になります。従って、私が見る映画はほんの数パーセントです。逆に言えばほとんどの映画を見ていないことになります。映画賞にもクローズアップされない多くの埋もれた作品があることも確かでしょう。商業ベースに乗らない作品を発掘していく努力を関係者に望みたいところです。「ホテルルワンダ」のように。
今日はこの辺で。