格差社会

正月早々笑われるかもしれませんが、長めのウォーキングへ。一度歩こうと思っていたコースですが、なかなか思い立ちませんでしたが。今日思い切って行ってきました。先ずはモノレールの昭和島駅へ。そこから橋を渡って大田区を縦断するコース。最初は旧呑川緑道で快適なコース。しかしこの緑道は20分ほどで終わり。後は呑川沿いの舗装道路を歩くだけの単調なコース。途中の蒲田で食べたそばがこれまた最悪のまずさで意気消沈。途中池上本門寺で初詣をする以外はひたすら歩いて、その距離約14km。目的地の自由が丘にやっと到着しました。そこからは渋谷系経由で電車で帰ってきました。帰ってニュースを見ると箱根駅伝東海大学順天堂大学に逆転されていました。やっぱり駅伝は複数で走る競技。あれだけ前半2人がリードしても逆転されてしまうとは。今日の駅伝で活躍した選手の中に佐久長聖高校出身者が多かったことに気がつきました。長野県でも数少ない私立高校ですが、高校野球で名を上げ、駅伝にも力を入れて、現在では文武に優れた成績を残しています。私の田舎の高校でもあり、今後も頑張ってほしいものです。
昨年の社会的な話題は格差社会でした。新聞、テレビなどのマスコミが頻繁に取り上げ、小泉改革のひずみとも言われましたが、今後は更に大きな社会問題となってくるのは間違いありません。元旦の朝日新聞の記事で夫婦とも正社員、夫だけが正社員、夫婦とも非正社員非正社員の独身者の生涯賃金可処分所得のシミュレーションがありました。極めて画一的なシミュレーションですが、少なくとも今後30年間、現在のような格差が解消されなければ、空恐ろしいほどの格差が生じてしまうことが読んで取れます。
一時新聞が大々的に取り上げた「偽装請負」問題。トヨタ、キャノン、松下など、いわゆる勝ち組企業の工場で発覚しました。経営側は賃金の安い中国などに対抗するためにはやむを得ない制度として容認しているのが現状です。要は彼ら不安定な雇用形態、安い労働賃金によって勝ち組企業の競争力は維持されていると言うことです。でも、果たしてこのままで本当に良いのか?アメリカ式の短期業績を追及するようになった日本企業では、こうした状況を是認しつつあるのが現実かも知れません。しかし、長い目で見れば、今のような状況を許せば、やがて日本社会は大きな負荷を担うことになるでしょう。経済界や経営者に是正能力がなければ、政治が是正するしかありません。1,000万東京都民の中で、ワーキングプアとして将来に不安を抱いて生活している人たちが何万人いるか?今後どうしたらいいのか?今年は真剣に考えていかなければなりません。
今日はこの辺で。