文部科学大臣からのメッセージ

中学生の息子が学校から白い紙と黄色い紙を持って帰っていました。それぞれの中身は生徒本人へのメッセージと親へのメッセージのようでした。最近のいじめによると思われる自殺の連鎖を止めようとする文科省の苦肉の策だと思われます。こうしたメッセージを大臣が出すと言う事態は今まで聴いたことがありません。おそらくは初めてでしょう。また、新聞も盛んに著名人の名前でいじめに負けないようにと、いろいろなメッセージを投げかけています。
いじめはどうしても学校なり、教師の責任として取り上げられることが多くなりますが、前にも書いたように、いじめは決して学校だけの問題ではなく、親も、そして地域社会も責任があります。少なくとも親は教師ばかりに責任を押し付けることは出来ないと思います。自分の子供がいじめられているようだと想い、学校に相談したが、学校はまともに調査してくれなかった。そのために子供は自殺したのだ、と言った構図がありますが、本当に子供が心配なら親は命がけで子供を守らなければなりません。学校が動かないのであれば教育委員会、市長、警察など、誰かれかまわず訴えるべきであるし、それが親の責任でもあるのではないでしょうか。こんなことを言うと、「現実にはそんなことできるわけがない」と言われるかもしれませんが、やれば出来るのです。自分の子供がもしかしたら自殺するかもしれないと思ったら出来るはずです。人に頼るのではなく、自分からわが子を守ると言う気概がなくて親と言えるでしょうか。
最後に、文科大臣によるメッセージは、それなりに意義があることではあると思います。特に親へのメッセージを我々親は真摯に受け止めなければならないと思います。
今日はこの辺で。